体を元気に

「フコイダン」とは、わかめや昆布など海藻類のヌルヌル成分のとこで、密かに注目されている成分です。近年研究が進み、フコイダンの免疫賦活化作用や腫瘍細胞のアポトーシス(自死)誘導作用、抗酸化作用などが謳われるようになりました。しかし一口にフコイダンと言っても、その価格や形態は様々です。安価なものでは1万円前後から、高価なものでは10万円を超えるものもあるそうです。その形態にしても、粒状や粉状、カプセル、液状などの種類があり、産地も沖縄産トンガ産と実に様々です。しかし、単に高価であれば良いという訳でもありません。 フコイダンがその効力を発揮するには含有されている塩酸基が重要なのだそうです。購入の際には、記載されている塩酸基率や価格を複数の業者で比較検討することをお勧めします。

フコイダンがわが国で注目されるようになったのはここ十数年ほどの最近ですが、古く中国では腫瘍や癌を治療する薬膳として海藻類が用いられていたそうです。成分としてのフコイダンは1913年に、発見したスウェーデンの学者Kylinによって名付けられました。わが国日本では、特に長寿と言われている沖縄県の人々が昆布やモズクなど海藻類の消費量が多く、癌による死亡率が全国一低いということで、健康長寿への効果が注目されるようになりました。 また近年では日本癌学会においても、フコイダンの一部癌細胞へのアポトーシス感受性増強効果をテーマとした論文が発表されており、医師が使用を勧めるケースもあるそうです。しかしフコイダンはあくまでも物質名であり、医薬品ではなく食品の扱いです。癌患者の方の使用に際しては主治医と相談し、通常の治療と併せて補助的に利用することが重要です。